設置と対策別システム
設置手順(基本的なシステムの設置)
イノシシ・クマなどの対策用さく線2段張りの電気さくについての設置手順です
対象動物によって使用する支柱の長さや、さく線の段数・高さなどを変更します
ルートの決定と草刈り
電気さくを設置する前に、大まかな設置ルートを決定し、草刈りをしておきます
ルートを決める際には、草刈りなどの設置後のメンテナンスのしやすさや、防除がしやすいことなどを考がえておくことも継続的な維持管理の上で大切なポイントです
支柱(ガイシ)の設置
支柱を約3m間隔で設置し、ガイシを2個取り付けます
ガイシを地面から20cmと40cmの高さになるよう調整し、ネジを締めて固定します
【ガイシ一体型支柱】
ガイシ一体型の支柱は、打込み目印までしっかりとハンマーで打込みます
ガイシがついているので取付け作業は不要です
さく線の設置
ガイシにさく線を引っ掛けていきます
ガイシ一体型の支柱は、10cm間隔でガイシがついているので、下から2番目・4番目のガイシに2段設置します
出入口の設置
出入口になる場所にゲート資材を取り付けます
本器の設置
本器を設置します
ソーラータイプの本器は太陽の方にパネルが向くように設置します(パネルの向きも変更ができます)
アース棒を設置します
出力コードをさく線に巻きつけると、システムに電気が流れます
効果的な防除のために、可能な限り24時間連続運転でのご使用を推奨します
危険表示板の設置
周囲に「電気さくが稼働中であること」をお知らせするために、かならず危険表示板を取り付けてください
対策別システム
相手がどんな動物なのか、によって電気さくシステムは異なります
足跡や、フン、荒らし方などのフィールドサインでの確認、または自動カメラで撮影するなど、資材を準備する前に対象動物を特定します
対象動物がわかれば、次に適した電気さくシステムを確認しましょう
必要資材が揃ったセット商品もあります
対象動物がわからない場合や、システムの設置やお見積りなどご相談がございましたら、お気軽にご相談ください
イノシシ対策
【推奨システム1】
さく線2段張り(地面から20cm・40cm)
≫ 足踏み型支柱 2段張りセット
≫ FRP93支柱 2段張りセット
クマ対策
【推奨システム】
・さく線3段張り(地面から20cm・40cm・60cm)
≫ 足踏み支柱 3段張りセット
アライグマ・ハクビシンなど 小動物対策
【推奨システム1】
・さく線3段張り(地面から10cm・20cm・30cm)
≫ 足踏み支柱 3段張りセット
【推奨システム2】
・マルチアングル仕様さく線4段張り(10cm間隔×4段)
ワイヤーメッシュなどの柵の上部に電気さくをプラスするタイプの電気さくシステムです
既存の金属製の柵をそのまま利用することができます
≫ マルチアングル 4段張りセット
シカ対策
【推奨システム】
・さく線6段張り
(地面から20cm・40cm・60cm・80cm・110cm・145cm)
≫ FRP185支柱 6段張りセット
サル対策
サル対策には、大きく分けて
【1】電気が流れるネット状のさく線のエレキネットを使うタイプと、
【2】ワイヤーメッシュ柵にマルチアングルを追加するタイプの
2種類があり、設置場所の環境などによって適したシステムを選べます
【1】エレキネットシステム
エレキネットを使用した電気さくシステムには、高さ2mの基本タイプと、傾斜の少ない平坦な場所におすすめの高さ1.5mの簡易タイプがあります
・エレキネット+FRP250仕様(高さ2m 基本タイプ)
下部に防獣ネットとさく線2段でもぐりこみを防ぎ、上部にエレキネットでよじ登りを防ぎます
≫ FRP250支柱 エレキネットセット
・エレキネット+FRP185仕様(高さ1.5m 簡易タイプ)
エレキネットの下にさく線を3段設置し、下からのもぐりこみとよじ登りを防ぐ簡易タイプのシステムです
柵の高さが1.5mなので、周囲に傾斜や足場になるような植え込みなどがない平坦な場所がおすすめです
≫ FRP185支柱 エレキネットセット
【2】マルチアングルシステム
マルチアングルとは
ワイヤーメッシュに直接はめ込んだり、結束バンドなどで支柱に取付ができるしのび返し支柱です
すでに設置しているメッシュ柵やフェンスなどに電気さくを追加するときなどに適しています
・マルチアングル仕様さく線4段張り(10cm間隔×4段)
ワイヤーメッシュなどの柵の上部に電気さくをプラスするタイプの電気さくシステムです
既存の金属製の柵をそのまま利用することができます
≫ マルチアングル 4段張りセット